JR佐原駅集合 13:20発→ 佐原駅観光案内所(内装 香取すぎ)→ 小見川認定こども園(内装 香取すぎ)→ 小見川市民センターいぶき館【講演会】→ 道の駅 水の郷 さわら(香取すぎ看板等)→ JR佐原駅 17:40着
開催日時:2016年10月27日(木)午後3時
開催場所:香取市小見川市民センター いぶき館3階小ホール
国連のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)2006年インベントリ(排出・吸収目録)に日本国から執筆者として選出された外崎真理雄教授を招き講演会を行います。
外崎教授は木材資源利用と環境影響研究の第一人者といえます。教授は既に平成10年の研究発表で、「地球温暖化に対し樹木の持つ二酸化炭素吸収固定機能の活用が、人類のなしえる最も有効な対抗手段であることは広く知られつつある。」「しかしながら成熟・老齢期に入った森林が—、見かけ上二酸化炭素濃度を放出も吸収もしない状態になっていることはあまり知られていない」「二酸化炭素濃度の増加速度を遅らせるだけの省エネなどではなく、真の意味で大気中の二酸化炭素を削減するためには、—新規造林による森林面積の拡大を後押しし、吸収した炭素を固定し続ける木材の耐久的利用の拡大が必要であるとのコンセンサスが今こそ求められている。」と先駆的な提言を行っています。
木材価格については、「色々な人と話したが、何故こんなに下がり続けるのか説明できる人はいなかった」とし、教授自身が木材の価格形成メカニズムの説明を試みた結果から、2005年から2014年に世界の工業用需要が微増する中でも、日本は用材需要が二割減している現実を注視しております。
日本建築学会による1959年の「木造禁止決議」その後の「木造研究の暗黒時代」を経て、「今後は『木材利用促進法』を突破口に非居住用建築物の木造化が求められる。」としております。さらに、建築分野のみならず土木分野の需
要拡大を提言しています。
【外崎真理雄氏】
研究分野 木材資源利用と環境影響および木材の振動.音響特性に関する研究
【略歴】東京大学農学部卒業 農学博士 森林総合研究所に入所・研究
2016年10月より 東京大学アジア生物資源環境研究センター特任教授
参画団体:香取市木材協同組合、千葉県木材振興協会、ちばの木認証センター
お問合せ:香取市木材協同組合 ☎0478-50-5700